足元から整える姿勢と呼吸 Hruska Clinic推奨シューズリストを参考にした靴選び
- Takumi Sakabe
- 2025年12月9日
- 読了時間: 4分
更新日:1月6日

姿勢や呼吸を整えるうえで、足元の環境はとても大切です。
どれだけ良いエクササイズを頑張っても、毎日長い時間を過ごす靴が足に合っていないと、せっかく整えた体の偏りがすぐに戻ってしまうからです。
今回は、当ジムがベースにしている「体の本来の機能を大切にする考え方」であるPostural Restoration Institute(PRI)と、その考え方を臨床で活用している米国のHruska Clinicがまとめたシューズリストを参考に、「足元から整える靴選び」についてご紹介します。
足元から整えるという考え方
私たちが参考にしているHruska Clinicのシューズリストには、足が安定し、身体全体のバランスを整えやすい靴の条件を満たしたモデルが掲載されています。
リストに記載されている、アシックスやブルックスなどのシューズをお客様にご案内しています。
良い靴を見分けるための四つのポイント
靴を選ぶときに特に大事にしているポイントは次の四つです。
かかとのホールド感かかとまわりを指でつまんだとき、簡単にはつぶれない適度な硬さがあること。ここが柔らかすぎると、着地のたびに足首がぐらつきやすくなります。
靴全体がねじれすぎないこと雑巾をしぼるように靴をねじったとき、ぐにゃっと大きくねじれてしまうものは避けます。ある程度のねじれに対する強さが必要です。
地面を感じられるクッション性ふわふわに柔らかいクッションよりも、少し硬めで地面をしっかり感じられる靴のほうが、姿勢は安定しやすく、足裏の感覚も入りやすくなります。
つま先部分のゆとりつま先がきゅうくつにならず、指が自然に動かせるスペースがあることも大切です。指が動けることで、足本来の機能が発揮されやすくなります。
これらの条件を満たす靴は、歩くときに足裏の感覚が入りやすく、足首から膝、骨盤までの連動がスムーズになります。その結果、セッションで行うエクササイズの効果も長持ちしやすくなります。
国内で手に入りやすい推奨モデルの例
Hruska Clinicのシューズリストに掲載されている、日本でも購入しやすいアシックス、ブルックスの代表的なモデルを、ご紹介します。
あくまで一例ですので、型番や在庫は店頭でご確認ください。
アシックス GT 2160
アシックス GT 2000 V13
アシックス GEL-Kayano 31
ブルックス Ariel 24(女性用)
ブルックス Beast 24(男性用)
ブルックス Adrenaline GTS 24
これらは、足が内側に倒れすぎることを防ぎ、かかとから土踏まず、親指側にかけての安定性を高めやすいモデルです。
靴は頻繁にモデルチェンジが行われますので、「この型番なら絶対大丈夫」というよりも、先ほどお伝えした四つのポイントを意識しながら、お店で実際に手に取って確かめていただくことをおすすめします。
ご自身で判断が難しい場合は、ジムに来られる際に、普段履いている靴をそのままお持ちください。セッションの中で、実際の動きを見ながら一緒に確認させていただきます。
成長期のお子さまにも靴選びは大切
この靴選びの考え方は、大人だけでなく、成長期のお子さまにもそのまま当てはまります。
運動のときのシューズだけではなく、通学用の靴をこうしたタイプにしてあげるだけでも、足の使い方や姿勢は大きく変わってきます。一日のうちでいちばん長く履いている靴だからこそ、その影響はとても大きいと感じています。
運動があまり得意でないお子さまほど、まずは靴から見直してみるというアプローチはおすすめです。
良い靴で歩くこと自体がトレーニングになる
足に合った安定した靴で、ゆっくりめに歩くこと。これだけでも立派なコンディショニングになります。
地面からの力を足裏で受け取りやすくなると、体幹などの筋肉が自然と働き、意識しなくても姿勢が伸びやすくなります。結果として、呼吸もしやすい状態がつくりやすくなります。
特別なトレーニングをしなくても、靴を整えて、いつもの散歩や買い物の時間を少し長めに歩くことから始めてみるだけで、体にとっては十分価値のある運動になります。
まとめ
靴選びは、一番手軽に始められる体のケアです。
自分に合った靴で、毎日の歩く時間を少しだけ大事にしてあげることで、姿勢や呼吸のトレーニングの効果もぐっと高まりやすくなります。
今の靴で大丈夫かな、買い替えるならどんなものが良いだろうと迷ったときは、セッションの際に遠慮なくご相談ください。姿勢と呼吸のトレーニングとあわせて、足元から整えるサポートもしていきます。



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