整体で良くなるのにまた戻る。その繰り返しを止めるために、日常でやるべきこと
- Takumi Sakabe
- 1月9日
- 読了時間: 4分
更新日:3月6日

腰痛や肩こりがつらくて整体に行くと、その日はラクになる。
でも数日すると、また同じところが気になってくる。
この悩みは本当に多くて、イグナイトフローでも初回のカウンセリングでよく聞きます。
ここで大事なのは、「整体が悪い」とか「あなたの体がダメだ」とか、そういう話ではないということです。一度ラクになるということは、あなたの体は変わる力を持っています。
ただ、その変化が日常の中で維持できないと、元に戻ってしまうことがある。
これが「繰り返し」の正体です。
戻る理由は「日常の姿勢」と「脳の慣れ」にある
体は、長く過ごしている姿勢や動きに強く影響されます。
・仕事中の座り方
・立ち方
・スマホを見ている姿勢
・運転中の姿勢
・お子さんの抱っこ
・家事の作業姿勢
こうした時間の方が、整体を受けている時間よりも圧倒的に長いですよね。
そのため、同じ負担が毎日積み重なってしまいます。
そしてもうひとつ大きいのが、「脳の慣れ」です。
痛みや張りが出やすい人ほど、体がいつものパターンに戻ろうとします。
いわゆる「クセ」ですが、これは気合いで直すものというより、脳への学習として書き換えていくものだと私は考えています。
だから私は、セッションの外を設計します
私が大事にしているのは、セッションで整えた状態を、その場だけで終わらせないことです。
特に不調がある方ほど、日常にアプローチしないと繰り返しが止まりません。
そのために、お客様に合わせた「宿題エクササイズ」を処方します。
宿題は、その人が一番長くいる姿勢に合わせて作る
宿題といっても、とりあえず効きそうなストレッチを渡すわけではありません。
その方が仕事や日常生活で一番長く過ごしている姿勢で、無理なくできるように組み立てます。
・デスクワークが多い方なら、座ったままで整えられる呼吸やエクササイズ
・立ち仕事が多い方なら、立位で重心や体幹が整うエクササイズ
・車移動が多い方なら、運転姿勢で固まりやすい部分をリセットできるエクササイズ
生活の中で実行できないものは続きません。
だからこそ「理想」よりも「あなたの現実」に合わせることを最優先にします。
回数を稼ぐのではなく「学習」を起こす
「回数を稼ぐ」と書きましたが、私の意図はただ回数をこなすことではありません。
私が本当に狙っているのは、良いポジションでの呼吸やエクササイズを通して、体と脳に適切な刺激を入れ、「正しい動きの学習」を促すことです。
例えば、呼吸は一般的に1分間に12〜20回ほど行われます。
1日に換算すると約2万回前後になります。
この2万回の呼吸が、浅いまま、首や肩が頑張る形のまま続いていると、その「悪い状態」が当たり前として体に定着しやすくなってしまいます。
良い刺激で、脳と体を書き換える
逆に言えば、良いポジションで息を吐ける。肋骨やお腹が正しく動く。
余計な力みが抜ける。
その状態で短い時間でも呼吸やエクササイズを行うと、体は新しい感覚を受け取れます。これが脳にとっての「学習材料」になります。
だから宿題は、長時間頑張ることよりも、生活の中で何度か思い出せる形にします。
・歯磨きの前
・仕事の休憩中
・お風呂の前
・寝る前
タイミングを生活にくっつけることで、体と脳に新しい刺激が入りやすくなります。
整体で良くなるのに戻る。そのループを止めるために
整体やマッサージで一度ラクになるのに、また戻る。それは治っていないというより、日常でいつものパターンに戻る刺激の方が強いだけかもしれません。
だから私は、セッションで整えた状態を日常で守れるように、生活に合わせた宿題エクササイズを設計します。良いポジションでの呼吸やエクササイズを通して、体と脳に学習を起こす。これが、繰り返す不調に対して私が一番大事にしている考え方です。
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